今回は、売り手企業様向けに「企業価値」の磨き上げについて、
具体的な取組みについてお伝えいたします。
一般的に「企業価値」の磨き上げについては、
前記事にて解説していますので、一度ご確認いただいてもよいかもしれません。
前回の記事にて、
「企業価値」の磨き上げとは、
中小企業の経営者の皆さまが
今まで取り組んできた「経営改善」の取り組みと考え方は同じで、
それに加えて、
「買い手企業」の目線を取り入れていくこと。
そのようにご説明いたしました。
では、具体的に「磨き上げ」とは、どのような取組みがなされるのでしょうか。
下図にあるように、「現状」から「これから目指す姿」に辿り着くためには、
いくつかのステップを踏んでいく必要があります。
このステップは自社の「課題」とその解決であり、会社によって様々に異なります。
まずは、自社の「これから目指す姿」や、それに伴う「課題」は何かを
把握するところから始めることとなります。
中小企業に多い「磨き上げ」テーマを挙げると以下の3点になります。
(1)収益力のアップ
①(効果的なマーケティング施策による)売上アップ
②利益のアップ
(2)社内体制の整備
①社内の専門知識・技術ノウハウを若手社員に承継すること
②経理・総務などの業務の属人化(社長)を解消すること
③経営指標や資金繰りなどの経営管理体制を構築すること
④人事制度(評価制度、効果的な採用活動、教育・研修制度など)を構築すること
⑤社会保険等の未納、残業代未払い等が発生していないか確認し、問題点を解消すること
(3)株式対策
少数株主などの対策
「買い手企業」はM&Aを実行することで、さらなる飛躍を目指しています。
上記(1)~(2)は、買い手企業がM&A(買収)することで、
もしかしたら解消される場合があるかもしれません。
しかしながら、
買い手企業がM&Aシナジーによる「スピード感ある成長」を目指すうえで、
「成長の足かせ」になる要素をもつ企業よりも、
「自走」でき、「成長」がリアルに想像(投資が回収)できる企業に投資したいのです。
そうした「買い手企業」の目線から、
自社ならではの「磨き上げ」を実行していくことで、
将来的なM&A交渉にて「有利に」「より高く」企業を譲渡できる可能性が上がっていきます。
弊社では、数々の右腕サービスにて、
企業の「磨き上げ」サービスをご提供させていただいております。
また弊社では、「企業価値診断」を無料にてサービス提供させていただいております。
まずは試しに、弊社の「企業価値診断」を受けてみてはいかがでしょうか。
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